WatsonとEinsteinが生む相乗効果
salesforceはgoogleだけでなく、IBMとも手を組んでいるようだ。
salesforceがIBMとパートナーシップを結ぶこと自体は去年の3月6日に発表されていた
(米IBMと米Salesforce.com、AIのグローバル戦略パートナーシップ | マイナビニュース)が、それが今回具体的な形として表れた。
特に注目したいのは、記事の
IBM WatsonとService Cloud Einsteinを連携させることで、AIによって次に取るべき最適なアクションを助言する新機能を両社で提供する。
AI駆動型の予測分析により、直近の電話やチャットのやり取りをベースに、パーソナライズされた顧客本位の対応を実現することができ、顧客と強固な関係を構築することを可能としている。
という部分である。
IBM WatsonとService Cloud Einsteinというのは、両社が誇るAIである。
各AI毎に強みがある。
Watsonは各地域における購買・天候データなどの所謂ビッグデータを用いた予測が得意であり、
Einsteinは顧客毎の購買・嗜好データなどを用いた予測が得意である。
これらを組み合わせることで、例えば地域・顧客毎に分析して最も売れる可能性の高い商品を特定し、その販促メールを顧客に自動送信できると思う。
他にも驚くような分析が出来るだろう。
二大企業のAIのタッグに今後も目が離せない。