言語化の巣

ITエンジニアとして社会人なりたての人が、思うことやニュース共有記事などを書いています。

主体性のジレンマ

情報の共有は大変重要であり、人がより多くの学びを得る最高の手段の一つである。

かくいうこのブログも、少しでもためになりそうなニュース記事を共有することが存在意義の一つである。

 

だが、こと主体性の重要性に関しては、共有という形で心の底から納得してもらうことは大変難しいのではないかと思う。

なぜなら主体性の重要性は人から言われて学ぶのではなく、自分で気付くことによって初めて腹落ちできるものだからだ。

 

例えば上の人に主体性の重要性を説かれても、言われて考えた時点で受け身であり、(頭では重要性を理解できるが)心の底から納得してドライブをかけることは難しいと思う。

 

私は『採用基準』という本を読み、主体性、即ちメンバー全員がリーダーシップを持ち、上司の抱えるマネジメントの負担を分担することの重要性を腹落ちした。

 

しかしこれを薦めたとしても、当人が本当に主体性に対して関心を抱いていなければ腹落ちしにくいのではないか。(自分の場合、この本は以前上長が話題に出されていたが、その前から元々内容に興味があった。)

 

結局は自分で関心を抱いて見つけた本や記事を読み、その中で本人が気づくのが一番効果的だと思う。

(薦められて読んだ際でも、冒頭で強く共感できれば違うかもしれないが)

 

「主体性の大切さを早く腹落ちしてほしいが、それを促進しようとすると効果が薄れてしまうので自分で気付くのを待つしかない…」

 

上司がメンバーに主体性について会得させるのは、なんと難儀なことだろうか…!

 

 

(一応リンクだけでも貼っておく)